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宇部興産伊佐セメント工場・山陰本線(2016.10)

 今回で五日目になります。この日は新山口から美祢線山陰本線を経由して下関へと向かいました。敢えて美祢線経由で大きく迂回した理由は宇部興産の伊佐セメント工場を訪問するためです。前回の記事でも紹介したとおり、伊佐セメント工場と中国電力三隅発電所は密接な関わりがあるため、こちらの訪問も欠かせません。

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美祢駅から伊佐セメント工場への専用線。1998年までは宇部港⇔伊佐、その後98~2013年までは伊佐⇔三隅発電所の貨物列車が行き来しました。廃止から2年を経ているので線路は錆びつき、踏切の遮断桿は撤去されています。

宇部港→伊佐の往路で石炭を運び、伊佐→宇部港の復路で石灰石を運ぶ貨物列車は昼夜を問わず一日に何本も設定されており、貨物輸送密度が4000tを越えるので幹線に指定されました。その後は、一日一往復で伊佐⇔岡見(往:炭酸カルシウム,復:フライアッシュ)の貨物列車が設定されましたが、2013年の水害で美祢線が普通になったことと10月の発電所トラブルのため運転が休止され最終的に運行が終了しました。

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1960年以降の労働争議や運賃値上げにより石炭輸送の安定供給に不安を感じた宇部興産は、安定して石灰や石灰石を運ぶこと・それ以外の輸送もできること・その他の維持費等を総合的に判断した結果として宇部港から伊佐まで自社にて私道を建設したほうが良いという判断に至りました。約30kmに及ぶ私道は道路交通法の制約を受けないので、走行するトラックは30m×2両(牽引車を含めた総重量120t)の積荷を牽引します。詳細な運転スケジュールは不明ですが、年中無休6:30~21:00で概ね数分おきに走ってきます。

専用道路は複数の会社のトラックが走っていますが、そのなかの一社であるSCANIA社のHPに特集記事を見つけましたので参考にどうぞ。

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美祢の後は美祢線を北上して長門市へ。乗り継ぎ時間が約1時間あり暇だったので仙崎まで歩いてみました。ただただ日本海を眺めながら2時間かけて下関へと向かいました。

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