東海道線・旧石部トンネル(2016.10)
ここ最近は遠出が減ってしまいました。体育の日は遠出すると決めていたので、祝日の趣旨に照らし合わせて健康増進に繋がるような場所を基準に選定しました。
石部隧道に関する簡単な年表は下記のとおりです。
- 1889年:東海道線のトンネルとして開通
- 1944年:東海道線を日本坂トンネル(現東海道新幹線)へ移設
- 1948年:アイオン台風により下りトンネル(右側)の一部が崩壊
- 1961年:自動車道路として活用される
- 1962年:東海道線を日本坂トンネルから現在の石部トンネルへ移設
- 1964年:東海道新幹線開通
旧石部トンネルと旧磯浜トンネルにて大崩海岸ルートで用宗と焼津を繋いでいましたが、現在の石部トンネルは旧石部トンネルと旧磯浜トンネルの一部分を活用したうえで新たに山側ルートを通る現在の石部トンネルとなっています。
わざわざ危険な大崩海岸ルートを選択した理由の推測ですが、鉄道は自動車と比べると勾配に弱いので先ずは勾配を回避するルートを検討し、当時の土木技術で対応可能なトンネルの長さで済むルートの折り合いで大崩のルートが選定されたのではないかと思います。似たようなルート選択は日本全国にいくつもあります。
なお、現地へは静岡県道416号線でのアクセスとなりますが、この静岡県道416号線もトンネルが崩壊した区間があり、その区間の復旧を諦めて海上橋で迂回している区間があります。当時は国道150号線として幹線道路の役割があったため復旧を急いだものと思われますが、現在は新日本坂トンネル(現在の国道150号)の開通により静岡県道416号線に降格しています。
遂に 先日のEF70-200mm を初めて使いました。動作問題なく満足です。